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相続手続き
2026.10.04

母が亡くなり銀行口座が凍結!預貯金の相続手続きをサポートした事例

ご相談内容

預貯金の相続手続きをサポートした事例

ご家族が亡くなると、預貯金についても相続手続きが必要になります。

金融機関が口座名義人の死亡を知ると、原則として口座から自由に預金を引き出すことができなくなります。

そのため、「銀行に連絡したら口座が凍結されてしまった」「預金を引き出すために何をすればいいのかわからない」と戸惑われる方も少なくありません。

 

今回は、お母様が亡くなった後、銀行口座が凍結され、預貯金の相続手続きをどのように進めればよいかわからないというご相談を受け、

相続人調査や戸籍収集、遺産分割協議書の作成などをサポートした事例をご紹介します。

 


① ご相談内容

ご相談者様  :ご長女様(50代)

亡くなられた方:お母様(80代)

家族関係   :お父様は先に他界され、お兄様と弟様がお一人ずつ

遺産内容   :預貯金(銀行複数、残高2000万円程度)
遺言書の有無 :なし

 

今回ご相談いただいたのは、お母様を亡くされた方でした。

 

お母様は生前、複数の金融機関に預貯金をお持ちでした。

ご相談者様が銀行にお母様が亡くなったことを伝えたところ、口座から預金を自由に引き出すことができない状態となり、銀行から「相続手続きが必要です」と説明を受けました。

 

しかし、ご相談者様にとって相続手続きは初めての経験です。

 

銀行から戸籍や印鑑証明書、遺産分割協議書などの提出が必要になると説明されたものの、

「どの戸籍を集めればいいのかわからない」

「兄弟全員の協力が必要なのか」

「遺産分割協議書はどうやって作ればいいのか」

「複数の銀行がある場合、それぞれ手続きが必要なのか」など、わからないことが多く、当事務所へご相談いただきました。

 


 ② ご相談時の状況

 

お母様の相続人は、ご相談者様を含め3名のお子様でした。

相続人同士の関係は良好で、お母様の財産をどのように分けるかについて大きな争いはありませんでした。

 

一方で、相続人を正式に確認するための戸籍はまだ揃っておらず、遺産分割協議書も作成されていない状態でした。

 

また、お母様は複数の銀行を利用されていたため、それぞれの金融機関について相続手続きを行う必要がありました。

ご家族だけで進めようと銀行から渡された書類を確認したものの、

必要書類や手続きの順番がわからず、なかなか手続きを進められない状況となっていました。

 


 ③ 今回の問題点

 

今回の相続で最初に整理する必要があったのが、「誰が相続人なのか」という点です。

 

預貯金の相続手続きを行うためには、亡くなった方の戸籍等を収集し、相続人を確認する必要があります。

ご家族の中では「相続人は自分たち兄弟だけ」とわかっていても、

金融機関に対しては戸籍等によって相続関係を確認できるようにする必要があります。

 

さらに、銀行口座だけを個別に手続きすればよいとは限りません。

 

預貯金以外にも不動産、株式、自動車などの相続財産がないかを確認し、

遺産全体を把握したうえで、誰がどの財産を取得するのかを相続人間で決めることが重要です。

 

今回のケースでは、

「相続人の確認」

「必要な戸籍等の収集」

「相続財産の整理」

「遺産分割協議書の作成」

「金融機関ごとの必要書類の整理」

を順番に進めていく必要がありました。

 


 

行政書士の回答

 

④ 行政書士が行ったサポート

 

まず、お母様の戸籍等を収集し、相続人を確認しました。

相続手続きでは、亡くなった方の現在の戸籍だけではなく、

相続関係を確認するため、出生から死亡までの一連の戸籍等が必要となることがほとんどです。

 

戸籍を確認して相続関係を整理した後、お母様の財産についても確認しました。

ご自宅に残されていた通帳や金融機関からの郵便物などをもとに、お母様が利用していた金融機関を整理しました。

 

そのうえで、相続人の皆様で話し合っていただき、誰がどの財産を取得するのかを決めていただきました。

話し合いがまとまった後、その内容に基づいて遺産分割協議書を作成しました。

 

また、金融機関ごとに必要となる書類を確認し、戸籍、印鑑証明書、遺産分割協議書、金融機関所定の書類など、

預貯金の相続手続きを進めるために必要な書類を整理しました。

 


⑤ 解決結果

 

相続人の確認から戸籍等の収集、遺産分割協議書の作成まで順番に進めたことで、金融機関へ提出する書類を整えることができました。

その後、各金融機関で預貯金の相続手続きを進め、相続人の皆様が合意した内容に沿って預貯金を承継することができました。

 

ご相談当初は、「銀行からたくさんの書類を渡されて、何から始めればいいのかわからない」という状態でしたが、

必要な手続きを一つずつ整理したことで、スムーズに相続手続きを進めることができました。

 

特に複数の銀行に口座がある場合には、それぞれの金融機関で必要書類や手続方法を確認しなければならないため、

ご自身ですべて対応しようとすると想像以上に時間や手間がかかることがあります。

 


⑥ 同じようなことでお困りの方へ

 

「親が亡くなって銀行口座が凍結されてしまった」

「銀行から相続手続きをするように言われたけれど、何から始めればいいかわからない」

「戸籍をどこまで集めればいいかわからない」

「遺産分割協議書を作ってほしい」

「仕事が忙しく、複数の銀行の相続手続きをする時間がない」

このようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。

 

銀行口座が凍結されたからといって、預金がなくなるわけではありません。

相続人を確認し、必要な書類を揃えて所定の相続手続きを行うことで、預貯金を承継することができます。

また、一定の要件を満たす場合には、遺産分割が成立する前であっても、相続預金の一部について払戻しを受けられる制度があります。

 

相続手続きでは、預貯金だけを見るのではなく、相続人の確認やほかの相続財産の調査なども含め、全体を整理しながら進めることが大切です。

 

当事務所では、相続人調査、戸籍等の収集、相続関係の整理、遺産分割協議書などの書類作成をはじめ、相続に関する各種手続きをサポートしております。

 

「母が亡くなったけれど、何から手を付ければいいかわからない」という段階でも構いません。

預貯金の相続手続きでお困りの方は、お気軽に当事務所までご相談ください。

 

この記事を書いた人

藤本 千夏

行政書士
ご家族の皆様にご納得いただけるご相続となるよう、共に考えてまいります。 ご相続のお手続きを通して、ご家族の皆様の【これから】を 皆様の立場に立って、一緒に考えていけるところが、相続を専門とする私の強みです。
行政書士登録番号:24093643